様々な情報に触れてみると、色々と思うところがあるもので。
これは、インターネット上かどうかは関係なく、いろいろな場所で目にする情報(ニュースなどではなく、何かしらを教える(伝える)ような情報)にはある種の傾向があるように思うのです。
ひとつは、「テクニックに関する情報」。
例えば、「お金を稼ぎたい」という要望があったとすると、それに対して、解決先は様々あるわけなんだけど、その中で「インターネットビジネスでお金を稼ぎたい」という要望を例にとってみようと思います。
この場合、「何か(有形無形問わず)を売る」ということで、「お金を稼ぐ」という目標が設定されることになります。
で、この要望を持つ人は考えるのです。
「何を」「どうやって」売ればいいのだろうか。
こう考えます。
「どこかに何とかヒントは無いものか。」
往々にして、こう考えてしまい、結果「情報にすがって」しまう訳です。
ということで、「お金を稼ぎたい人」はとりあえずググッてみました。
「何を」という観点では、
「今、こんなモノが売れる!!」「これを売れば儲かる!!」という情報がこれでもかというくらい落ちています。
「どうやって」という観点では、
「こうやって集客しろ!!」「こうやって顧客に訴えろ!!」「こうやって顧客を教育しろ!!」という情報も山ほど落ちています。
さて、売れるもの、売り方の情報は集まった。
次は何をしようかと「お金を稼ぎたい人」は考えます。
ノウハウは集まった。
次は行動だ!
ともちろん考えます。
要は情報に書かれたとおりに実践するわけですね。
さて、結果はどうなるでしょう。
言うまでも無いかもしれませんが、やっぱりほとんどの場合、「失敗」に終わってしまいます。
このような事になってしまう人は少なくないのでは無いのでしょうか。
これを繰り返しても仕方ないですね。
折角ですからここから学びましょう。
一番納得がいかないことは次のことではないでしょうか。
『なぜ、「売れるもの」を「売れるやり方」で販売したのにも関わらず、実際に「売れない」のか。』
もちろん、ケースによって、具体的な答えは異なるかと思いますが、大概の場合は、
その「テクニック」がその人に「合っていない」ということが原因では無いでしょうか。
(ここで言う合っていないということは、「今の自分に必要としていない」という意味です。)
無理やり例えてみると、野球の硬球のボールを投げたことのない人に対して、いきなりフォールボールの投げ方を教えているようなレベルで「合っていない」という感じでしょうか。
そもそもボールの投げ方もわからない、そんな人に対してフォークボールの投げ方を教えたところで、投げられるようにならないのは誰にでもわかりますよね。
言ってしまえばこんな単純なことなのですが、よくあることで、自分がそういう状態であることをみんな気がついていない、という状態が現実としてあります。
なので、「ノウハウコレクター」なるものがたくさん生まれてしまうのです。
理論としてフォークボールの投げ方は知っているけれど、実際には投げられない。
それでも人は「情報(ノウハウ)にすがってしまう」のです。
のび太君がドラえもんのひみつ道具に結局頼ってしまうように。
どこかに魔法のノウハウがあると信じている。
結局こんなことが原因で、情報商材とかビジネス書がとても良く売れてしまう時代になってしまった、というのが今僕達が生きている世界なのです。
なんとなく「答え」があるような気がするんですよね。
これが学校教育の賜物なのでしょうか。
閑話休題。
結局的にこの事実から何を学ぶべきかと言うと、
『本質的な部分でのズレ、に早く気がついたほうがいいですよ。』
ということなのです。
ズレているかどうかは、見る人が見れば明らかなことだし、ということは分かる人から見れば、上記のような人たちの振る舞いは「売れなくて当たり前」ということになります。
結構心あたりがあるのではないでしょうか。
「じゃあどうすればいいんだよ!!」
と思いましたか?
そう思ったなら、まずその状態を脱却するために、
『自分はどうすれば良いのか。(または何をすれば良いのか)』
ということを真剣に一時間考えて、ノートに書いてみてください。
調べることをせずに、です。
答えのない問いを考えることはなかなか大変かもしれませんが、絶対に意味はありますので、騙されたと思ってやってみてください。
と、いうことで続きます。
とむ
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