前回の続きです。
『自分はどうすれば良いのか。(または何をすれば良いのか)』
考えてみていただけたでしょうか。
もちろん、答えなんてありません。
いろいろな段階にいる人がいると思うので、各々異なった思いがあるのでは無いでしょうか。
今回は、「ノウハウだけ買ってみて、とりあえずその通りにやってみたけど、どうもうまくいかない」という人について考えてみましょう。
今までは
「とにかくやってみる」
だったと思いますが、これがどうもうまくいかない。
そういった時には何をすればいいのか。
「何かが足りない」そう考えるかもしれないですね。
更に考える。
「今の自分に必要なもの」は何か。
考えても、どうもいまいち打開策を見いだせず、またググッてみるわけです。
何やら必要そうなキーワードが出てきました。
「マインドセット」というやつです。
いろいろな書籍でも語られていますし、それこそインターネット上には「自己啓発」の名の下で、情報は腐るほど落ちていますね。
(もはやお金を払う必要もないほどですらあるのではないでしょうか。)
どうやら学ぶチャンスはたくさんありそうですね。
と言うことで、本を読んだり、メルマガを購読したりして、「マインドセット」に関して学習してみる。
手に入れた情報をもとに、「今日からこれを心がけよう!!」などと安易な気持ちで思ってみるわけですね。
その上で、「こういう考え方が自然にできるようになったら、実際に以前手に入れた情報をもとに販売を再開しよう」と思ってテンションもその時は上がったりします。
情報には、おそらく「毎日こんなことを習慣にしてみよう」みたいなことが書かれているかと思います。
それをすれば、マインドセットはさも自然と身につくかのように。
結果。
マインドセットが身についたでしょうか。
おそらく、全くと言っていいほど定着しない。
何故でしょうか。
ではここで少し考察してみましょう。
ある日突然、「考え方のヒント」を得たとします。
そのような「考え方」は今まで数十年生きてきた我々にとって、そんなに簡単に受け入れることができ、それがさも当たり前のように身につく、なんてことはあるのでしょうか。
バットの振り方を覚えたら、素振りをしなくても定着するのでしょうか。
何回すれば定着するでしょうか。
それこそ何千回何万回の世界です。
話はそんなに簡単では無いということです。
自分の内面的なものを少しずつ変えようと考えたら、または何かを習慣化させようと思ったら、かなり多くの時間を要する(それこそ年単位かかる)ということです。
人間はそんなに単純にできていないわけです。
もちろん、その「マインドセット」自体は悪いものではないのでしょうし、実際にそれを伝えている人は、それが必要なものだと思っているものだと思います。
ただ、あなたと伝えている人は同じ位置にはいない、ということです。
特にマインドセットなるものは結局は文法みたいなもので、「後付の論理」であることがしばしばです。
その人達でさえそこからスタートしてはいないことが多い、ということです。
要は何が言いたいのかというと、
「マインドセット」なんてそんなにインスタントに身につかないですよ。
ということです。
僕が思うところでは、先ず始めにやるべきなのは
「自分との対話」
では無いかと思います。
マインドセットよりももっと深いところのお話です。
「なんだよそれ」
って思う人もいそうなので、これは少し丁寧にお話しようかと思います。
ですが、少し長くなりすぎてしまったので、続きは次回にします。
ではでは、また。
とむ
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