2011年10月20日木曜日

「個」の時代とは。

こんばんは。


ここ最近、僕は何度も何度もこれからは「個」が活躍する時代になります、と言っています。
今日はそのことに関しての僕の思いを少しお話させてもらおうと思っています。

ちょっと長くなると思いますが、重要なことですので、お付き合いいただければと思います。



本題に入る前に、質問です。
ちょっと考えてみてください。



あなたにとって、どのような人生が幸せな人生でしょうか。



いい大学に行って、いい会社に定年まで勤めることでしょうか。

それとも、起業してお金持ちになって、優雅な生活を送ることでしょうか。

はたまた、自分のやりたいことを追求し、規模は小さくてもフリーランスような形のビジネスを展開し、やりがいを求めることでしょうか。



もちろん、答えなんてありません。

どれを選んでも(もちろん、上記の3つ以外でも)、あなたの人生です。

ここで言いたいことはどれがいいとか悪いとかそういうことではありません。


今この時代は、「自分でどの選択肢も選ぶことができる」ということを言いたいのです。



このことを掘り下げるため、少し時代を遡ってみます。

いわゆる団塊世代と呼ばれている人たちの価値観は「いい大学に行って、いい会社に定年まで勤めること」でした。

この頃は高度経済成長期ということもあり、日本の経済が急速に発展し、会社員として個々人が日々働くことで、会社の業績は上がり、日本全体が良くなるというモデルでうまく機能する時代でした。

ものが大量に生産され、大量に消費される。

追求されるべきは、機能性や品質。

この2点をとことん追求し続ける。

そうして、日本は工業大国になったわけです。

この時代は、先の価値観が絶対的に素晴らしいという考えが当たり前のものであったため、それ以外の選択肢はよほど変わった人でないと取ることができませんでした。


時を経て、現在。

状況は一変しています。

どうなっているのか。



もちろん、団塊の世代の頃の価値観を持ち、企業戦士として働き続けている人もたくさん残ってはいます。

がしかし、それ以外の選択肢を取る人も増えてきているということもまた事実です。

何故でしょうか。



新しい選択肢の一つ「起業」について考えてみましょう。

これは、『ITの普及(特にインターネット)』が大きく寄与していると思います。

ITのお陰で、小資本から起業することができるようになり、やり方次第ではかなり大きな会社となりうる可能性が開けてきました。(サイバーエージェントなんかがいい例ですね。)

ITの力を駆使すればそれこそ、学生でも「起業」ができる可能性がある、ということです。

これが新しい選択肢を取ることができるようになった一つの理由です。


また、もう少し細かく見て行きましょう。

少し起業とも重複してしまうのですが、いわゆる中小企業と呼ばれている会社のあり方も変わってきています。

最近では、個人でインターネット広告の代理店をしている人や、自分の特技を生かして、講師業、商材作成、販売などを手がけ、生計を立てている人などがたくさんいます。

自分が生計を立てられる程度の規模で、自分のやりたいことを自分の時間を自由に使いながら仕事をする。

そんな人も増えてきています。

これもやはり、『ITのインフラの進化』がこのスタイルを支えています。



こんな世の中。



ITのお陰で選択肢は年々増え続けている。

そして今の時代、世界的にも利益を上げている企業はGoogle、Facebook、AppleなどIT関連(特にソフトウェア)の企業となっています。

日本でも、GREE、DeNAなどのIT(ネット)を生業とした業態が大きな売上(利益)を上げています。


方や、団塊世代の働き盛りの時代に席巻していた企業たち(いわゆる大手製造業)は軒並み業績が伸び悩み、苦しんでいる、というのが実情です。


じゃあみんなITを使って働こう!!なんていうことをお話ししたいわけではありません。

今まで話したことは、世の中はこのような流れで変化しているということです。

そして、こんな時代だから、考えて欲しいのです。



「自分で選択ができる」世の中において、個々人が生きていく上で必要とされる能力はどんなものでしょうか。


少し長くなってしまいましたので、続きままた後日にお話しします。


ありがとうございました!

とむ

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